2015年7月16日木曜日

使用している工具など、その2

使っている工具などについて、質問されたので、まとめておく。

1. ニッパ

 まず必要な工具はニッパー。HOZAN N-55が最高。
これは端面に切り残しがほとんどでないで、平面に切れることが特徴。それは、気持ちよく作業をする上でとても大事。

例えば、錫メッキ軟銅線で2ドットの配線を行おうと思ったときに、切った長さが0.5mmも長ければ、思ったところと接触できない。その場合でも、このニッパーを使えば簡単に0.5mmだけ線の長さを短く切ることができる。このニッパーなら極端な話、0.1mm単位で
線を短くしていくようなことも可能である。自分の思った長さに簡単に切れる、それが大事な点。

しかしこのニッパーはちょっと先が細すぎたり、切りくずが飛ぶのが欠点。それを解消するために、普段使いはHOZAN N-58を使っている。これなら、抵抗の足を切っても切りくずが飛んでいかないし、刃先が太いため、安心して使える。どちらか1本買うなら、N-58からどうぞ。


また、もう少々太い線を切るときのためにENGINEERのNK-15あたりも購入しておく。
ただ、この辺は持ったときのサイズ、刃先のかみ合いなどをチェックしたほうがよいので、別のタイプでもOK。せっかく買うのだから気持ちよく使えるか、検討が必要。初めて購入するなら通販はおすすめできない。

2. ラジオペンチ

HOZANのP-51が必須。この工具も一番先頭までしっかりしており、かみ合わせも綺麗に合っているので、一番先だけ、鈴メッキ線などをつまみ上げられ、作業を気持ちよく進められる。

基板の上に取り付ける抵抗の足を曲げるのが楽しくなる。今まで抵抗の足曲げが楽しくなる工具は無かったことを考えると、これも是非使うべき。

これ以外に少々大型のラジオペンチが必要だが、例えばENGINEERのミニチュアラジオペンチPS-01などを準備。

3. ピンセット


一本だけ使うなら、good TS-13というのを使っている。汎用的に便利。

ほかには先が平らなHOZAN P-892はチップ部品の入ったリールのテープをはがすのが楽になるし、端が薄いので、いろいろなところに入る。
次に取り出した部品はP-891でつまみ上げて取り付ける。この工具は金属が先まで厚いので、力を入れやすい。結構力が必要なときも安心して使用できる。ちなみにこのシリーズはいくつか使ってみるとわかるが、磁化されやすいものと、なかなか磁化されないロットがあるようだ。

それ以外に先が針のようなピンセットも使いそうだが、部品実装の時にはあまり使わない。

4. ドライバー

通常のドライバーセットをそろえる以外に、工具箱にプラスとマイナスを一本ずつ入れている。HOZAN のNo.00シリーズと、細めのマイナスを使っている。

5. 便利な工具


サンハヤトの「ピンそろった」も必須。これは、DIPのICの足をまっすぐにするための工具。買ったばかりのDIPは足が開き気味のため、ICソケットに差すのにこの工具を使う。



ENGINEERのSS-10。これは、抜き差しが堅い小型ソケットからハウジングを抜くための工具。日圧のXHシリーズのコネクタを多数並べたりすると、この工具が必要。

写真を撮るのを忘れているが、ワイヤストリッパはHOZAN P-952、圧着工具はENGINEER PA-09を使っている。

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